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長年外食業界に従事し、「食の現場の現実」に疑問を抱き、自然農法で野菜を栽培し全国にお届け中!ベジタブル&フルーツマイスターとして野菜と共に活動中!

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今日はこの時期らしい気温と天気の名古屋。
例年、この時期に雪が降ってホワイトクリスマスになるけど、今年はまだ降っていません。
11月は冷え込む日が多かったけど、最近はそうでもない日が多いです。
これも温暖化でしょうか?

こんにちは、土磨のたつまです。

今年もあとわずかです。
皆さん、やり残したことはありませんか?
僕は新しい畑の草刈&開墾をやり残してます(汗)
これがなかなか大変っす。
畑の開墾作業を体験してみたい方は、遠慮なく僕まで連絡下さい。
一緒に作業を楽しみましょう!(^^)/

先日、とある会合というと大袈裟ですが、集まりに参加してきました。
とても意義あることに取り組むべく、大事な打合せです。
そこで信じられない話を聞きました。
愛知県に住む者として、知るべき必要があると思うので、長くなりますがここに記したいと思います。

皆さんは「COP10」って聞いた事ありますか?
生物多様性条約の略なんですが、僕なりの解釈で簡単に言うと・・・
「地球に生きる生物全ての生態系を守り、自然破壊や環境破壊を食い止めて、未来の子ども達に伝えていく」
こと。
2年ごとに国際会議が行われていますが、次回第10回目の2010年ホスト国がここ名古屋なんです。
知ってました?
これほどの会議なのに、国や自治体の予算の都合もあるのでしょうが、全く盛り上がってませんね。
そんな名古屋で耳を疑う事件が起きたようです。
残念ながら、新聞やニュースにも取り上げられていません。
その事件とは・・・

場所は名古屋市守山区中志段味。
日時は今月の18日、AM8:00~PM12:00の間。
この一帯はかれこれ10年くらいでしょうか、区画整理が続いています。
辺りは自然に恵まれていて、とても名古屋とは思えないところ。
そういった場所が切り拓かれてベッドタウンに変わってきています。

そんな自然豊かな場所に、江戸時代から続く専業農家さんの田んぼと畑があります。
その田んぼは名古屋では唯一の湧き水の出る田んぼで、絶滅危惧種を含んだ生態系が確認されています。
その田んぼ&畑も区画整理の対象地域で、地主である専業農家さんは立ち退き要求に合意せず、名古屋市に対して審査請求して返答を待っている状態でした。
ところが上記日時、地主さんに事前通知もなく突然埋め立て工事が始まりました。
慌てて地主さんが畑へ駆けつけて工事中止を訴えましたが、それれを無視して作業は進みました。
この区画整理を管理する名古屋市住宅都市局員が駆けつけて、何とか作業が中止したのがPM12:00。
原状回復命令を出すも、未だ作業の約束もされていないようです。

この場所には地元名古屋のスーパーが出店を予定しているらしいです。
企業として環境をアピールしているにも関わらず、裏ではこんなことが起きてます。
僕も農に携わる端くれですが、作付けもしていた自分の畑が目の前で重機により埋め立てられ、踏み固められてしまったら・・・
地主さんの心中を考えると、何とも言えない気持ちになります。

人間が住む、企業が生き残るには開発が必要でしょう。
でもそれは最低限、地主さんや地域の方たちとの合意の上で行われるべきと思います。
もうこの場所を元の自然な状態に戻す事は出来ません。
そこに住んでいた生き物達は、もう死んでしまったことでしょう。
2010年に国際会議が行われる地で、こういったことが起きていることに唖然としました。
憤りを覚えると同時に、ますます「自分に出来ること」を考えました。

ベジタブル&フルーツマイスターは「野菜の魅力を伝えること」が役割です。
でも、その根幹になる畑や自然を守ることを伝えるのも役割だと思ってます。
いくら野菜の魅力を伝えても、作れる場所が無ければ話になりません。
何がどういう形になっていくかは分かりませんが、今回の打ち合わせに参加された方々と一緒に、「野菜のこと」「農業のこと」「環境(自然)のこと」「食育のこと」を伝えて行こうと思います。

その舞台が、開墾中の新しい畑です。
早く開墾しなきゃ。。。。(汗)


誰か手伝いに来て~~(叫)


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無題
事件のリンクファイルを読ませていただきました。
先日、うちのブログでも書きましたが、知多地域もトヨタグループ企業の工場建設により、かなりの田んぼや畑が潰されています。
僕の知っている面積だけでも20町歩は楽にあると思います。

現在農水省は農地転用の規制を強化したり、農地保全の政策を取りつつありますが、それも正規の手続きで農地転用申請をすれば、大企業には申請が許可されてしまうのだろうと危惧しています。

たつまさんがどのような打ち合わせに参加されたかは知る由もありませんが、そうした大企業の農地潰しの歯止めになるような活躍を期待しています。

またそれには地主農家の高齢化と後継ぎ問題もあります。
この件に関しては農用地納税免除対象の圃場での、他者による耕作可能となる法整備も重要だと感じています。
これも現在農水省で検討中(おそらく認可されると思う)の議題ですが、この認可にはかなり関心を持っています。
耕作人 2008/12/28(Sun)12:32 編集
無題
20町歩ですか・・・
それだけあれば、ねぇ。。。

今の不景気な世の中を見ていると、そういうこと(直接はサブプライムなんでしょうけど)を繰り返したからしっぺ返しが来てると思えて仕方ありません。
次代の子ども達に残すべき自然や農地。
それは、僕らが無くては困る農地でもあります。

自分達に何が出来るのか、と色々考えちゃいます。。。。
あっ、3日の日、お待ちしております!
遠いのでお気をつけて。
たつま URL 2008/12/31(Wed)19:56 編集
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プロフィール
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たつま
年齢:
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性別:
男性
誕生日:
1969/11/30
職業:
土磨自然農園代表・野菜ソムリエ
自己紹介:
外食業界20年。
そこで感じた「食の矛盾」と「農業危機」。

「農業を救い、変えていくために自分に何が出来るか?」
「まともな野菜が無いなら、いっそのこと自分で安心できる物を作っちゃえ!」

と言う事で、無農薬(当たり前!)無除草剤(必要ない!)無化学肥料(そもそも自然界に存在しない!)の自然農法で野菜を栽培。
全国の家庭や素材にこだわるレストランにお届けしてます。
野菜ソムリエとしても活動中!
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