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長年外食業界に従事し、「食の現場の現実」に疑問を抱き、自然農法で野菜を栽培し全国にお届け中!ベジタブル&フルーツマイスターとして野菜と共に活動中!

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また一ヶ月も空いてしまった。。。
なんやかんやと忙しいとは言え、こんなに間隔が空くと忘れられてしまいそう(汗)
ちゃんと生きてます!
講座が忙しいけど、ちゃんと畑作業もやってます!!(^^;)

こんにちは、土磨のたつまです。

今日はお世話になってるロージリーさんのギャラリーにて、「野菜を知る講座」(全6回)を開講。
参加頂いた皆様、有難うございました。
ちょっと難しい内容だったので、うまく伝わっているかちょっと心配です。。。

今日のお題は『種』で、種の種類や最近問題になっている遺伝子組み換え種子(野菜)に関してのお話。
知れば知るほど日本の「食」には絶望にも似た感情を抱きます。
知らないよりも、ちゃんと知っておいた方が良いに決まってるし、消費者は知った上で「自分はどうする」かを決めていく必要がこれからはあると思います。
僕の講座がそんな一助になれば幸いです。


ここ最近気温もグッと下がってきて、夏野菜はプチトマト以外は全て姿を消しました。
9月&10月は出荷できる野菜がほとんど無くて、かなりご迷惑をお掛けしました。
この秋の大根&白菜はかなり虫にやられてしまい、収量は少なくなりそうです。
それこそ早いもん勝ちの気配です。
葉ものは、からし菜、水菜、小松菜、オータムポエムなどを多めに育てています。
このためレタスの栽培は例年より少ないです。
ってことで、今日は久々に畑の野菜たちの状況をお伝えします!

まずは・・・

5462668a.jpg島根の伝統野菜でもある「津田曲りカブ」です。
まれに真っ直ぐに大きく生るものもありますが、
このカブの面白いのは、牛の角のようにギューンと曲がって育つんです。
鮮やかなピンク色をした肌で、とてもキメ細かい肉質で
とても美味しいカブです。
普通は間引きするんですが、これは好きな方向に曲がって育つ
ので、その必要が無く育てるのも楽です。
うちでは毎年栽培し、一番最初に完売してしまいます。

続いて

hidabenikabu.jpg
これはお隣の岐阜県飛騨地方の伝統野菜「飛騨紅カブ」です。
濃い赤色の肌をしています。
出荷はもう少し大きくしてからです。
これは今年は多く作っていません。
無くなり次第終了しますので、お早めに。



次は

komatuna.jpg
「小松菜」です。
今までほとんど作っていませんでしたが、今年は栽培品目に組み入れました。
珍しいものを中心に栽培していたせいか、定番野菜は今まで
あまり売れなかったんです。。。
今年は結構お問合せを頂くようになったので、組み入れた次第です。
畑の面積が狭いので、あまり沢山は作れていません。


続いて

torevis.jpg
イタリア野菜の「トレヴィス」です。
サラダの中に入っている紫色でほろ苦い野菜と言えば分かるかな。
収穫時はレッドキャベツ(紫キャベツ)に似ていますが、味は全く違います。
大人な味です(^^)
レッドキャベツは水にさらすと色が抜けていきますが、トレヴィスは抜けません。
イタリアンでは欠かせない彩り野菜です。


続いて

seiyokarasina.jpgkarasina.jpg「西洋からし菜」と「高菜&からし菜」です。
かなり育ってきましたが、収穫まではもう少しかかります。
毎年人気のからし菜たち。
特にシェフの方からリクエストが多い野菜です。
なので今年はかなり多目に作っています。
でも出荷ペースに生長が追いつくか心配です。。。

まだ続きますよ~

redromein.jpg

beets.jpgmizuna.jpg

 

 

 

 


左から「レッドロメインレタス」「ビーツ」「水菜」です。
レタスはこの他に「ロメインレタス」「結球レタス」「クアトロセゾン」等があります。
綺麗な赤い茎&葉の野菜はビーツです。
根菜に入るのですが、葉っぱも食べられます。
根の部分を切ると真っ赤な根っこの中に、何重にも白い輪が入っている不思議な野菜です。
ロシア料理にボルシチがありますが、あの赤い色はこのビーツから出た色なんですよ。
その隣は「水菜」です。
水耕栽培のヒョロッとしたものと違って、うちでは大株に育ててから出荷しています。
独特の香りとほろ苦さがいいですよね。
浅漬けにすると美味しいんですよ。

まだあります(^^;)
もう少しお付き合いを・・・

simonita.jpgredpowaro.jpgfennel.jpg








左から「下仁田ネギ」「赤ネギ」「フェンネル&ブロッコリー&ディル」。
これからの季節には欠かせないネギ。
ネギの香りには殺菌作用に似た効果があります。
風邪を引きやすいこの時期、ネギを切って部屋に置いておくと風邪の予防になります。
風邪のひき始めで喉をやられた時は、白い軟白部分をコンロで真っ黒に焼き、それをタオルで
包んで喉に巻きつけると効果があります。
とても効くんですが、部屋中にネギの臭いが充満するので、あまりやる人はいません(苦笑)
右の写真はハーブの「フェンネル」と「ディル」の畝にブロッコリーを植えてあります。
香りの強いハーブでなので、虫除けになるかなと思って混植しました。
ネギの横にキャベツを植えると、モンシロチョウが嫌がって近寄らないとか。
効果があるのか、今のところブロッコリーに虫害はありません。

そしてこれは

ninnjinn.jpg
「筑摩野五寸」という人参。
去年蒔き忘れ、今年の春も蒔き忘れたので少なくとも2年は経ってますが、しっかり芽を出してくれました。
順調に育ってて、今は「間引き人参」として出荷をしています。
来年は「島人参」に挑戦しようと思ってます。




他にもまだありますが、今日のアップは次が最後です。
僕の講座に参加された方が関係あるかな。

9月に僕が講師として、マイスター協会で開講したプランター講座行いました。
「ミニキャロット&小カブ」の栽培の講義と実技で、順調に育っていればプランターの小カブの収穫は既に終わっていると思います。
受講された皆さん、いかがですか?(^^)
うちの小カブは収穫して食べちゃいました♪
ミニキャロットは調子が悪いですが。。。

その小カブ。
実は畑にも蒔きました。
kokabu.jpg
これがその小カブです。
プランターという限られた環境での栽培に比べ、伸び伸びと育っています。
自分で栄養を探して、逞しく育っていますよ。
これで直径が約4cmくらいです。
そろそろ収穫出来ますが、もう少し大きくしたいなぁと思ったり。
協会の教室でも栽培していますが、果たしてうまく育っているのかなぁ。。。
協会スタッフの皆さま、いかがでしょう?(^^)

カブは捨てるところはありません。
葉っぱも根っこも全部食べられます。
特に葉っぱにはカロテンが豊富です。
モリモリ食べて下さいね!



いかがでしたか?
出荷まであとわずかだというのが伝わったでしょうか。
まだ他にもありますが、今日はここまで。
ここにアップした物でHPにアップしないものもあります。
理由は「絶対量が少ない」ためです。
HPをご覧になり「アップしていない野菜が欲しい!」場合はどうぞ遠慮なくご連絡下さい。

既に現在発送をお待ちのお客様、もう少しの辛抱です。
ご迷惑おかけしますが、もう少しお待ち下さい。
出荷可能になり次第、当方よりご連絡させて頂きます。

 

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また間隔が空いてしまいました。
うまく時間が使えていないので、やりたいことに時間が割けません。

こんにちは、土磨のたつまです。


ここ2週間の間に講座が5回!
その資料作りに追われて睡眠不足&畑作業に時間が割けず。。。
まぁ、バタバタと忙しいのは今に始まったわけではありませんがね(苦笑)

そんな中、昨日はいつもコラボイベントをやっているマクロビオティックシェフの廣瀬ちえさんの料理教室の
時間内で、「知ってるようで知らない有機野菜」について簡単な講座を行いました。
さすがマクロビを習っている方々。
野菜に対する興味深々の様子。
ちょっと難しい内容だったかなぁ・・・と、ちょっと反省しつつ。。。
人に伝えるのは難しいと改めて思った次第。

そして今日は朝からまた講座。
NPO法人ウーマンリビングサポート主催のプランター講座を行ってきました。
今回は「水菜」の栽培です。
水菜は肥料も与えず、水だけで育つから「水菜」と呼ばれるようになったくらいで、それほど栽培は難しくありません。
カロテンとビタミンCが豊富なこれからの時期が旬の野菜です。
参加者の皆さんがちゃんと収穫出来ますように。。。(-人-)


そんな中、今の畑はというと・・・・

今年の夏は雨が少なかったからなのか、根っこを切ってしまう「根切りムシ」の被害がここのところ頻発に起きています。
また、白菜や大根の芯(生長点)を食べてしまう「芯食いムシ」も以上に多いです。
今日確認したところ、約半数以上の白菜と大根がやられてしまいました!(怒)
カブは大丈夫そうなんですが、大根&白菜はかなり厳しい状況になってしまいました。
今更蒔きなおすわけにもいかず、恨めしい限りです。
他の葉野菜は今のところは順調ですが、正直心配です。。。
そうそう、食用菊を使う方はいらっしゃいませんか?
只今満開で収穫最盛期を迎えています。
品種は「もってのほか」という有名な品種です。
酢の物に入れたりすると、鮮やかで美味しいですよ!
(色は薄い紫色です)


今度写真を撮ってきますが、次回の日記でご報告させて頂くことがあります。
待ちに待った事でもあり、今まで何回もチャンスがあったんですが、焦って決めずに良かったと思ってます。
これでニーズに応える事が出来るかな。

次回の日記をお楽しみに!

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また台風が来てますね。
東海地方に来るんでしょうか。
とりあえず、棚の補強はしてきましたが、心配です。。。
こんにちは、土磨のたつまです。


昨日の9月28日(日)、NPO法人ウーマンリビングサポートにてプランター講座で一緒に講師をしている松本自然農園の松本さんの畑で、収穫したての野菜を食べる恒例のバーベキューを行いました。
(また写真を撮り忘れました。。。)
当日は講座受講者の皆さんや、そのご家族、お友達で総勢約30名ほど集まりました。
ちびっ子達もおっかなびっくりしながら畑に入って、野菜を収穫。

嬉しい事に、野菜嫌いのちびっ子が少しだけど野菜を食べてくれました♪
これは凄いことですよね。
うちの野菜を購入頂いてるお客様のご家族にも、当然野菜嫌いなお子さんがいらっしゃいます。
でも、「うちの子が野菜を食べたんです!こんなこと初めてです!!」というメールをよく頂きます。
大人って、今までの経験や知識で嫌いな物でも何とか食べられますよね。
でも子ども達は、本能的に判断しているところがあると思うんですよね。
周りは山に囲まれた自然の中。
その中にある畑で自分で収穫した野菜。
虫も沢山いる中で元気に育った野菜。
そういう野菜を手に持って、何も感じないわけがないですよね。
こういうイベントは、定期的にやるべきだなって改めて思いました。
今後は僕も畑を増やしていって、僕の畑でもこういうイベントをやれるようにしていくつもです。

とにもかくにも、今回のイベントも大成功でした!
参加していただいた皆様、裏方作業をして頂いた皆々様、お疲れ様でした。
そして、有難うございました!


イベントから帰ってきて、僕は畑に直行!
月曜日は雨の予報が出ていたから、苗の定植には絶好の日です。

秋冬野菜はかなり気合入れています。
というのも、昨年はあっという間に無くなってしまったから。
畑が狭いので、仕方ない部分もあるんですが、出来るだけ沢山の野菜を準備しています。
チラッとご紹介すると・・・

ネギ:下仁田、赤ネギ、九条太、ワケギ
大根:宮重、黒長、紅、紅芯、ミラノ、聖護院、他1種
蕪:津田曲り蕪、飛騨紅、小蕪(白)、ラディッシュ、ブラックスパニッシュ、他
他根菜:山ゴボウ、ビーツ、生姜、ウコン、里芋、山芋(自然薯)、ヤーコン
ジャガイモ:アンデスレッド、デストロイヤー、レッドムーン、インカ、デジマ、他
レタス:クアトロセゾン、フレックルズ、ロメイン、レッドロメイン、他数種
白菜:3種(早生、中晩生、晩生)、他1種
人参:パープルドラゴン、筑摩野五寸、ベルギーホワイト、他2種
葉物:こぶ高菜、からし菜2種、水菜、カーボロネロ、スイスチャード、タアサイ、トレヴィス、オータムポエム、紅菜苔、菜花4種、ほうれん草2種、小松菜、他
他葉もの:フェンネル、パクチー、イタリアンパセリ、ディル、
他:落花生、食用菊

多いですね・・・
チラッとじゃないですね(汗)
ザックリと70品目ほどありますね。
畑が狭いから、多品種少量にならざるを得ないのが辛いところなんですね。
もう少し広ければ、葉ものはもっと増やすんですけどね。
そうすれば、もっとニーズに応えられるし。
今はニーズの半分も応えることが出来ていないんです。
それが歯痒くて。
なんとかしないと。。。

気を取り直して・・・

久々に畑の野菜の写真をアップしますね。
eec53945.JPG
これは落花生です。
土に潜っている「枝」が見えますか?
これは「子房柄」と言って、受粉後に伸びて土の中に入っていきます。
そして殻が出来て、土の中で実を生らせます。
掘りたての落花生は最高ですよ♪



79a81720.JPG
これは食用菊。
「もってのほか」っていう名前。
面白い名前でしょ。
「もってのほか、美味しい!」ということから付いた名前です。




10b45677.JPG 
これはレタスの苗。
「ロメインレタス」です。
今のところ順調に生長しています。





今年の夏は、水不足で散々な目に遭ったので秋冬野菜で挽回しないとね。
このままいけば、結構な量を出荷できると思います。

全国のお客様、楽しみにお待ち下さい。
僕も収穫が今から楽しみです♪

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最近いい感じで雨が降るなぁと思っていたら、容赦なく激しくなったりしますね。
気候が変わってきてるんでしょうね。

土磨のたつまです。

今日はゲリラ豪雨に見舞われました。
バケツをひっくり返したと言うより、風呂桶をひっくり返した感じでしょうか。
「ザーッ」ではなく、「ゴーッ」っという音がしてました。
夏野菜はとっとと諦めて、秋冬野菜の準備を進めていますが、こうも降るとなんともなりません。
玉ねぎ&ネギの播種が終わり、金曜日に発芽が綺麗に揃ったところに、この豪雨。
水はけの悪い土なので、苗が心配です。。。
去年はそれが原因で一度全部やられちゃって、慌てて蒔きなおした記憶があります。
今年は大丈夫だといいんですけどね。

さて、先日20日の土曜日に、ベジタブル&フルーツマイスター協会名古屋教室で講座を行ってきました。
数ヶ月前までは、まさか自分が講師をやるとは思っていませんでした(笑)

講座は題して「プランターで野菜を作ってみよう!」です。

ここ最近、信じられないような食の事故がおきてますが、自分で作っちゃえばそんな心配はないですよね(^^)
「作ってみたいけど、どうやればいいか分からない」「なんかめんどくさそう」「興味はあるけど難しいんでしょ・・・」という方たちの背中を押すべく、今回は講師として講座を行いました。
当日はお子様の参加もOKで、3人のチビッ子たちが来てくれました。
栽培品目は「ミニキャロット」「小蕪」です。

前半はそれぞれの歴史や品種特性、購入する際の見分け方などのお話。
後半は実際にプランターに種を蒔く作業。
やっぱりね、大人も子どもも土を触るのは楽しいんですよね。
座学の時と目が違うんですよ(^^)
楽しそうなんです。
こっちまで楽しくなってきます♪

栽培の注意点や日常のポイントなどを話して、あっという間の2時間は終わりました。
もともと野菜に関心のある方が今回の参加者。
話をしていても色々質問が出て、こちらも嬉しい。
やっぱりこういう講座って、一方通行じゃ話しをしてて虚しいですよね。
とても有意義な2時間でした。
資料や話す内容も手探り状態でしたけど、何とかなったかな?(汗)
少しでも参加者の方の日常で参考になれれば幸いです。


僕は「生活者(消費者)は農家予備軍」と考えています。
実際、農業を始めたいという思いをもっている方は多いと思います。
でもなかなか踏み出せない現実。
経済的、経験、技術、販路、畑の有無・・・
挙げだしたらキリが無い。
僕もそうだった。
僕も元は単なる「生活者」だったんです。
でも「自分がやるべき」だと思い、出来ることから始めて今があります。

「伝えていかなくちゃいけない」「道筋を作っていかなくちゃいけない」って、今はとても強く考えてます。

自分に何が出来るか?
自分は何がやりたいか?
自分は何を伝えたいのか?

整理しながら、これからも今回のような講座を通して伝えていければと思ってます。
 

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2ヶ月ぶりの更新となってしまいました(汗)

マイスター試験合格後、色々とやることが重なって更新が滞ってしまいました。
なんとかHPのリニューアルも終了して稼動し始めましたが、野菜がありません!(涙)

今年の夏はなんだったんでしょうか。
雨がほとんど降らず、大ダメージを受けて未だに出荷が出来ない野菜があります。
これから、こういった気候に変わっていくと思うとゾッとします。
栽培品目も徐々に見直して行かなくてはいけなくなるでしょうね。
例年ならオクラは僕の背(174cm)よりも高くなっているのに、未だに腰~背中辺りの高さ。
水分が少ない為、実も固めです。
ナスなどはもっと深刻です。
秋に備えて剪定してはいますが、どうなることでしょう。。。


この2ヶ月の間に色んなお話があった中、マイスターとして、農に携わる者として色んな事を考えました。
ちょっと方針を微調整していく必要性を感じ始めています。
僕がこの世界(農業)に足を踏み入れるきっかけになったのは、「自然農法(自然栽培)」の世界や考えに心を打たれたのと、身近にいた義父のおかげ。
これらがなければ、踏ん切りはついていなかったと言えます。

「自然農法(自然栽培)」で栽培されている方は規模はどうであれ、たくさんいらっしゃることでしょう。
僕もそうです。
でも、今年の夏を経験して「どうなんだろう・・・」と考え始めています。
この気候の変化に自分自信が対応しきれず、出荷出来ない野菜が多々発生する始末。
残念な思いやご迷惑をおかけした方々やお取引先の皆様。
自分の技術の無さ、経験の無さを痛感しているのと、「自然農法(自然栽培)」の難しさ。
土、環境、天候、つまり「自然」に対応出来るだけの力が、まだ自分には足りない事を痛感しました。

出荷できる野菜が無ければ、自分を含め家族を食わせていくことは出来なくなる。
出荷できる野菜が無ければ、お取引先、個人のお客様への信用も無くなっていく。
自分の技術ではまだまだ「自然農法(自然栽培)」にこだわり、それ一本でやっていくには力が無い事を真摯に受け止めようと思います。

今年のような環境、天候は今後さらに激しくなると言われていますが、それらは全て「人間の仕業」ですよね。
名古屋市ではゴミの減量化を訴えていますが、それは我々の生活に「無駄」が多いからどんどん増えてしまった結果ですよね。
そういったものをリサイクルして、「循環」していけるようになれば「無駄」もなくなっていくのではないでしょうか?

「循環型農業」という言葉があります。
家庭から出るゴミを徹底して分別し、自然には無害の優れた堆肥を作り、野菜栽培に活かす。
そこで出来た野菜を、またお届けする。
畑の野菜が、また畑に還ってくるイメージかな。
出来上がった堆肥が、成分的にも有機肥料と遜色無く、むしろそれ以上であれば、今後チャレンジ&テストしてみる必要があると思ってます。

とは言っても、「自然農法(自然栽培)」を捨てたわけではありません。
「有機農業に切り替える」わけでもありません。
農薬を使って良いという有機農業に興味はありません。
でも、否定をする気はありません。
それらは必要があって生まれたものであり、必要とする方もいるから。
慣行農法もそれは同じです。
だって、それが無ければ僕はこうやって大きく育ってませんから(笑)
それらを食べて育ってきたんだから、否定してもしょうがない。
それらがどういう物なんだと、発信していく必要はあるけどね。

むしろ受け入れて、理解した上で今後どうあるべきかを考えて行動するべきかなと。
理想に近づくには、どこかで妥協が必要です。
それが僕の場合は「生活を維持すること」。
これが成り立たないと、何をしているのかが分からなくなるから。

今後は自分の栽培技術を考え、「自然農法(自然栽培)」と「循環型農業」にも取り組んでいってみようと思います。
出荷野菜には「自然農法(自然栽培)」と「循環型」が混在する事になると思います。
「自然農法(自然栽培)」がいいってことは、僕が一番分かってます。
でも完全にそこにたどり着くまで、少し時間と距離を取ろうと思います。

この決断を残念に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
裏切られた!と考える方も。。。
今でも葛藤してる自分が居ます。
でも今は、遠くに見える事を実現させる為に、近くにあること(生活と栽培技術)をクリアして一つずつ進んで行こうと思います。



※当面はテスト的に栽培する予定です。
 よって、今現在出荷中の野菜は「自然農法(自然栽培)」のものです。

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プロフィール
HN:
たつま
年齢:
54
HP:
性別:
男性
誕生日:
1969/11/30
職業:
土磨自然農園代表・野菜ソムリエ
自己紹介:
外食業界20年。
そこで感じた「食の矛盾」と「農業危機」。

「農業を救い、変えていくために自分に何が出来るか?」
「まともな野菜が無いなら、いっそのこと自分で安心できる物を作っちゃえ!」

と言う事で、無農薬(当たり前!)無除草剤(必要ない!)無化学肥料(そもそも自然界に存在しない!)の自然農法で野菜を栽培。
全国の家庭や素材にこだわるレストランにお届けしてます。
野菜ソムリエとしても活動中!
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